人気ブログランキング | 話題のタグを見る

松戸アートピクニック⑨大成ゼミ グローカルピクニックを終えて…学生の感想

松戸アートピクニック⑨大成ゼミ グローカルピクニックを終えて…学生の感想_e0201681_15121427.jpg
2017年度後期の聖徳大学児童学科「大成ゼミ」の前半のプロジェクトは「松戸アートピクニック」「グローカルピクニック」を行いました。
恒例のゼミ生の感想です。この活動をとおしてどのようなことを学んだのでしょうか…。



「松戸アートピクニック」で、私は主に「ガリバーシート」にいらっしゃる方とお話しすること、ブランコに乗り降りする子どもの援助をすること、バウムクーヘンを作ることをしていました。
その中でも、特に印象に残っているのは松戸市の航空写真のレジャーシート「ガリバーシート」での活動です。ここでは、子どもたちよりも大人の方々が興味を持ってご覧になっている場面が多く見られました。松戸市に住んでいる方がほとんどだった為、私よりも詳しい方が多く、色々と教えていただきました。自分の住んでいる市全体を上から見る機会はあまりない為、公園の大きさを初めて知る方や、学校の多さに驚いていたりする方もいました。子どもたちの中では、自分たちの家がどこにあるか一生懸命に探している子たちもいましたが、小さい子どもたちは線路を使って電車ごっこをしたり、ゴジラになってみたり、地図の端にある川の水を飲む真似をしてみたりという遊びをしていました。地図が読めないから楽しくないと考えるのではなく、自分たちで工夫をして遊んでいて、子どもの考える遊びはユニークだなと思いました。
また、1番楽しみにしていたバウムクーヘン作りでは、練習の時から本番ちゃんとできるか不安でしたが、生地が垂れてきてしまうのもなんとかすることができ、小さなハプニングありましたが、それも含め楽しむことが出来ました。最初から最後まで参加してくれた子がいて、楽しんでくれたようで嬉しかったです。私は、今回の活動を通して、松戸にこんな紅葉が素敵な公園があることを知れて良かったです。来年も是非3年生のお手伝いとしてアートピクニックに参加させていただきたいと思いました。また、先輩方と交流する機会があまりないので、一緒に活動をすることができて楽しかったです。「もっとこういう機会が増えたらいいな」と思いました。(ふりき)


アートピクニックに参加して沢山のことに気づきました。1つは私自身についてです。アートパークの時に比べて子ども達との関わりが自然に出来て、一人一人と良い関係が築けました。アートパークでは少し緊張していたのとアートパークのような環境で子どもと接するのが初めてだったためどのように接すればいいのか、どう声掛けすればいいのか分からなくて戸惑ってしまいました。しかし、今回のアートピクニックでは旗作りの際などに子ども達の旗の完成予想を考えながらどのように手助けして欲しいのか考えながら接することが出来、子どもが主体的に旗作りができるよう支援することができました。
そのように考え行動していると、保護者の方も旗作りに参加している事が多い事に気がつきました。残念なことに子どもの制作を見かねて大人が作ってしまうという場面もありました。子どもが困っているようだったので、保護者の方が「こうしたら、綺麗に出来るよ」と保護者の方が作ろうとするとその子はとても嫌がり、私に助けを求めてきました。その子は全て自分で旗を作りたかったのだと思います。そこで私が間に入りましたが、その時私は子どもの事で精一杯だったので、保護者の方に対して声掛けが出来ませんでした。しかし、今考えても保護者の方を傷つけないように、どう声をかければよかったのか分かりません。私が先生だったら保護者の方も受け入れてくれると思いますが、学生の立場で保護者の方にどう言えばよかったのか、次の活動で解決したいと思います。(なかがわ)


「松戸アートピクニック」で、自然豊かな「21世紀の森と広場」の立地を活かした貴重な活動を体験しました。地域の人も含め、皆で旗を作るだけではなく、電車が見えたら旗を振る、というそこまでがアートなのだと学びました。乳児からご年配まで幅広い年代の方々が「宇宙ブランコ」や「フレーフレーフラッグ」に夢中になって参加している姿をみて、アートとは一人一人を笑顔にするもので、個性が溢れた作品を作る事で可能性は無限大だと改めて感じました。私は「松戸アートピクニック」の準備段階では、野外のバウムクーヘン作りのために、材料や作り方などの計画を担当しました。今まで野外でお菓子を作ったことがなかったので一から調べ、バウムクーヘンの生地を最初どうすれば芯から落ちなく、上手く焼けるのか案を提案するのが難しかったです。しかし、当日は水を少なくしたら生地が落ちにくく焼けて、無事に完成することができ、達成感を得られました。「宇宙ブランコ」で「誰かに後ろから押してもらえるのは嬉しい。また乗りたいな!」と親子に言ってもらえたことが、私が作ったわけではないですが、嬉しく思い、誰にでも楽しめるアートは素敵で「自分も計画してみたいなぁ」と思いました。「松戸ガリバーシート」をみて、松戸を上から見ることはなかなかできないので面白い作品だと思いました。「ここは僕の家だ!ここは〇〇駅だね~!」と話している姿から、自分たちが住んでいる場所を上からみてゴロゴロしたり、新たな発見をしていて、シート1つでいろんな見方や使い方をするのだと思いました。そして、地域の方や卒業生など様々な方と積極的に関わり、アートピクニックを楽しむことができてよかったと思います。今回の経験を保育の現場や卒業研究にも生かしていきたいと思います。(むらかみ)




今回は松戸アートピクニックに参加しました。授業等であまり参加できませんでしたが、短時間でもとても素晴らしい経験をすることができました。
私が主に担当したのは「宇宙ブランコ」です。宇宙ブランコはとても長い、丈夫な竹を組んで作られていて、ハイジになったような気分を味わうことが出来る大きいブランコです。私も実際に乗せてもらいましたが、普通のブランコでは感じられないような大自然の中の風を存分に感じることができ、清々しい気持ちになりました。漕がなくても自然に揺れるため、小さい子供でも楽しめます。基本的に2歳から10歳くらいの幼児、児童が対象で私はその子ども達をブランコに乗せ、年齢に応じて後ろから押す係でした。小学生くらいの児童はあまり手伝わなくても自分でブランコの乗り降りができ、自分でどれだけ高く漕ぐことができるかに挑戦している子どもが多かったです。そういう子どもにはあまり手助けをせず応援をして意欲を高めました。また、年齢が低い幼児は自分でブランコの乗り降りが出来ないため抱き上げたり、軽く揺らす程度に後ろから押して「怖くない?」「楽しい?」という声掛けをしながら様子を見て押す力を調整しました。
このように今回のアートピクニックでは子どもの年齢に応じた活動範囲を考え、実行することができ、自然と子供一人ひとりに合った対応をする能力が鍛えられたのではないかと思います。次回のゼミ活動にも活かしていきたいです。(いけだ)




今回、アートピクニックには事前準備から当日の開催期間も含め、あまり関わることができませんでした。その中で感じたこと・考えたことを書こうと思います。
当日参加して見て思ったことは、いろいろな方が参加されているということです。事前に数多くの有名なアーティストが参加することは知っていましたが、開会セレモニーで実際にお会いして見ると、アーティストだけでなく松戸市議会議員の方をはじめとしてさまざまな方がこの企画に関わっていました。また、ワークショップを行っている日では赤ちゃんからご年配の方まで幅広い年代の方々が作品を見て、作品に触れていました。イベントがあると知ってやってきた親子、たまたまいつものお散歩にやってきたらイベントがやっていた老夫婦、たくさんの人たちが芸術作品に触れていました。
今回この企画がどうして 21 世紀の森で行われたのか考えた結果、数多くの人に芸術に気軽に触れてもらうためということが浮かびました。公園はどこの町にもある公共の施設です。いつもは公園で子どもたちが遊び、地域の方たちはおしゃべりをしたり運動をしたりするためにやってきます。美術館に行く事が少ない人でも、近場の公園になら気軽に行く事が出来ます。たまたま通りがかった人や公園に遊びに来た方にも芸術を気軽に楽しむことが出来るように行われたのではないかと思いました。いつもは特殊な材料を使ったり、特殊な技法を使って難しい作品を作ったりしていて敷居が高いと思われがちな芸術ですが、公園という公共施設を使い、自然物に溶け込むように展示をしたり、いつもと違う異質さを表したり、「美術館や学校で作った作品とは違う芸術作品」を見ることによって何か作って見たいと思ったり、息抜きとして「芸術を見るのもいいな」と感じた人も多いのではないかと思いました。(なかむら)


今回のアートピクニックでは、雨の中のカレーワークショップ、宇宙ブランコ、松戸ガリバーシート、フレーフレーフラッグ、バウムクーヘンといった活動の中で私は、宇宙ブランコとフレーフレーフラッグがとても楽しかったです。宇宙ブランコでは宇宙という名前がつくので座った時の高さがとてもあり、怖がってる子どもや「楽しい」と言って何回も乗る子どもがいた中、大人の方が乗る姿も見られました。松戸ガリバーシートでは、自分の家を探している子どもやお年寄りの姿が見られました。子どもだけではなく大人も楽しめる内容が、とてもいい活動だと思いました。ブランコに乗っている時の子どもの表情は楽しんでもらえてると感じられるほどの笑顔でした。またブランコを待っている間も楽しんでもらおうと考え、フレーフレーフラッグを持ってもらい、武蔵野線が来た時に一緒に旗を振って楽しみました。待っている間も楽しかったのか、「順番まだかな?」といった子どもはいなかったので良かったです。フレーフレーフラッグを作る活動では、使わなくなった衣服をボンドや毛糸などでくっつけて、身近なもので旗を作るというのも個人的に好きな内容でした。そこでは、知らない子どもたち同士の交流がたくさん見られました。テープや毛糸はあまり数も少なく、物の取り合いがあるかなと思っていましたが、一回もそういった取り合いがなかったので良かったです。逆に、「ここはどうしたらいいかな?」や「作り終わったら一緒に旗振りに行こう」と初めて会った子どもたち同士で話している姿を見て「楽しんでもらえているな」と感じることができました。今回の活動は、子どもだけでなく大人の方も楽しんでもらえた内容だったのかなと感じました。また、フレーフレーフラッグのような活動を実際保育で行ってもとても楽しい活動になると思いました。子どもと関われてとてもいい時間を過ごすことができました。(いのうえ)


アートピクニックの事前準備では、道具は何が必要か、食べ物はいつ購入すれば良いかを考えたり、分担したりと、ゼミのメンバー内で協力することが出来た。バウムクーヘンの試作をした際には、生地が緩いと垂れてきてしまうため、当日には水分量を調整して作ってみたりと、レシピを変えて作る事ができた。試作をしてみて、改善点を見つける事が出来て良かったと感じた。
 フレーフレーフラッグ作りは、親子で棒に付ける装飾や付け方を考えたり、コミュニケーションを取りながら作っている姿が多く見られた。子どもたちにとって自然の中で工作するという機会も貴重な体験なのではと感じた。実際に電車内から旗を振っている姿を見て、気になって来て下さった親子もいたことに驚いた。
 松戸ガリバーシートでは、子どもは勿論のこと、大人も夢中になって自分の住む街を見下ろしていた。巨人になったつもりで遊んだり、自分の通う学校を探す子どもがいた中でも、特に印象的だったのは、1人の女児が、空から見る木がブロッコリーのように見えたようで「こっちにもブロッコリーがある!」と言って、保護者やゼミ生に話し掛けていた。見慣れたはずの景色が、見る角度が違うとまた別の楽しみ方があるのだと思った。
 また、公園内でこのようなイベントが開かれていることは知らずに、毎朝のウォーキングのコースにしている方々が話し掛けて下さったり、宇宙ブランコに乗って下さったりと、多くの地域の方々との交流が出来た。地域の方々や親子、アーティストなど、様々な人と関わることが出来たと感じる。
 今回のアートピクニックでは、子どもも大人も皆で参加し、楽しめる企画が多く出来たと感じる。なかなか時間が取れなかったが、他のアーティストの作品をもっとじっくり見て回りたかったと思う。(おのちゃん)


今回私はアートピクニックには1日しか参加出来なかったが、短い時間の中で得られたと思う学びや体験をまとめる。
私が参加した時、オリジナルの旗を作る親子、上空から撮った松戸のマップを見ながら「この辺りが家じゃないか」「通っている学校はここだ」と各々探す人達がたくさんいた。そうして足を運んでくれた世代性別を問わない人達と一緒に活動したり、他愛のない会話を交わしコミュニケーションをとったりといった活動を行った中で、最も印象に残っているのは「宇宙ブランコ」である。当初、宇宙ブランコの存在を聞いた時、私の中では「きっと子どもたちが喜ぶんだろうな」と思っていた。しかし、実際、現場で宇宙ブランコでの活動を行っていると、もちろん幼児や小学生は喜んでいたが、同じように大人の方も宇宙ブランコに乗りに参加してくれたのがとても印象的であった。「乗りたい、乗りたい!」と大きいブランコに興味津々に乗りたがったり、ちょっと怖いけど乗ってみたいという子どもがいたりして、子どもの「乗ってみたい」という気持ちを大切にしながら、怖がっている子には「大丈夫だよ楽しいよ」とか「ゆっくり乗ってみよっか」と安心できるような声掛けを意識してみた。また、興奮気味になっている子には「気を付けてゆっくり乗ってね」と危険のないように声掛けを工夫してみたりと、子どもが活動に参加する時にどんな気持ちでいるか心情を読み取って言葉掛けを変えてみた。対応を工夫することの大切さを学んだと同時に、宇宙ブランコに乗ってみたいと思うのは子どもだけではないのだと理解出来た。大人の方から「乗ってみたいんですけど」と声をかけられた時は想定していなかった事だったため「いいですよ!」くらいしか言葉を返す事が出来なかった。この事から、「子どもが喜んで乗るだろう」という先入観にとらわれずに、色んな人が乗るかもしれないから、その人達に向けてももっと活動が円滑になるよう声掛けができるようになれたらと感じた。(おがわ きみ)


私がアートピクニックで学んだことは三つあります。
一つ目は仲間同士の情報共有が大切ということです。今回は施設実習、海外研修がかぶってしまい、前回のアートパークとは違いあまり事前準備に参加することができませんでした。参加できていなかったからこそ、ほかのゼミ生に今何をやっているのかを事前に確認しておくべきでしたが確認していなかったために、いざ活動に加わったときに何をしているのか、自分が何をするべきなのかが理解できていませんでした。今後は、参加できなかった日には、何をその日にしたのか、次に何をやるべきなのか事前に確認することの大切さを学びました。また、他の活動メンバーが休んだ場合でも自主的に情報の共有をするべきだと思いました。
二つ目は体調管理をしっかりすることです。
事前準備には正当な理由があって参加できませんでしたが、当日に体調を崩して参加することができませんでした。体調管理は日ごろから気をつけていればできたことです。また、子どもが参加するような場だったので、子どもに感染させてしまう恐れもあるため今後は気をつけたいです。
三つは制作した作品を活用する方法です。
私は今まで作った作品をすぐに捨ててしまうことが多かったのですが、今回子どもが旗を作り作った旗を電車に向かって楽しそうに振っている姿を見て、作ることだけを楽しむだけでなくその作品を使ってどう楽しむかといことも活動の一部なのだと気付くことができました。これからはもう少し自分の作品や絵を大切にしようと思いました。(おがわ あ)


私は今回のアートピクニックに参加をして、少ない時間でしたがとても濃い経験が出来ました。「宇宙ブランコ」では老若男女問わずとても人気で大人の方に乗って頂くと「久しぶりに乗れて嬉しい」「気持ちいい」と感想を頂くことが多く、なかなか子どもが多い公園ではブランコに乗れないためとても好評でとても嬉しかったです。子どもは最初、怖がってしまったり「乗りたくない!」と言っている子もいましたが、乗ってみると笑顔で「楽しい」と言ってくれたので見た目よりは怖くなくて、「空まで飛んでいきそう」と表現してくれました。「宇宙ブランコ」が混雑し並んでいる時には前から3人くらいに旗を持ってもらい武蔵野線が来たら旗を振るという活動をしてもらいました。年少さんくらいの子どもが並んでいる時は旗を大きく振ってしまい、周りにぶつかりそうになるなどヒヤッとした場面もありましたが、年長さんや小学生になると周りの人への配慮をしたり、お互いに注意する様子が見られて、数年でこんなにも他人を気遣う思いやりの心が育つのだと気づかされました。
 アートピクニック最終日にはバウムクーヘンを作りました。アートピクニック前に一度大学で作ってみましたがなかなか難しく試行錯誤をしました。本番では、最終的にサクサクなバウムクーヘンが完成し、皆さんと美味しく頂けて幸せな時間を過ごすことができました。バウムクーヘン作りの最初から最後まで一緒に作ってくれた女の子はゼミ生の仲間入りをはたしました!「アートピクニック」は、年齢に関係なく色々な人と関われ、いい経験になりました。(ふじもと)






by seitokubi | 2017-12-17 10:01 | 3年次ゼミ(大成ゼミ)

<< 保育園きぼうのたからでWS 松戸アートピクニック⑧ 大成ゼ... >>