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松戸アートラインプロジェクト(16) 山川冬樹パフォーマンス

児童学科3年の岡本です。

12月12日、「松戸アートラインプロジェクト」内で山川冬樹さんのパフォーマンスが行われました。

会場となったビルは、普段の展示とはすっかり変わった雰囲気に包まれていました。
床に置かれ向かい合って鈍く点滅を繰り返す電球の間に台が置かれ、その上に乗せられたギターの上を束ねられた髪の毛がゆっくり行き来し、時々「ジャラーン!…」と余韻を残して響いていました。
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奥の壁では、駅のホームで山川さんが馬頭琴(ばとうきん)のような楽器を演奏する姿が映った映像が、もう一方には手?身体の一部?が拡大された映像が映し出されていました。
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開演時刻の19時を過ぎても現れない山川さん。
会場に集まった人たちの顔に疑問の色が浮かび始めた頃、山川さんがさっそうと自転車(ママチャリ)で会場に現れパフォーマンスが始まりました。

一言で表すなら…先鋭的とでも言えばいいのか…とにかく、衝撃的なパフォーマンスでした。

山川さんは会場の隅にある蛇口を使ったり、シンバルを足で引き摺りながらもう片足で蹴り飛ばして鳴らしたり、一時的に心臓を止めたり……。
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途中、松戸駅前で普段演奏している流しのカラヤンさんも加わり、およそありえないであろう一夜限りのコラボレーションも行われました(路上で演奏していたカラヤンさんに惚れ込んで山川さんが直に出演交渉したようです。下の左に映っているのがカラヤンさんで、右のシルエットの人が山川さん)。
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約1時間半に及ぶパフォーマンスが終わった頃、私も含め会場に集まった人たちはすっかり山川さんの世界に引き込まれていました。

質疑の時間には「普段から自分の鼓動を聞いて一喜一憂している」という女性からの話があり、山川さんが身体内部で起きている微細な活動をパフォーマンスを行う理由?も聞く事ができました。

とにかく衝撃的なパフォーマンスでした(言葉では伝えきれない!)。今回、この作品を松戸で見れた事は貴重な体験でした。
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by seitokubi | 2010-12-27 10:16 | 3年次ゼミ(大成ゼミ)

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