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柏第三中学校で対話型鑑賞授業

2月8日、柏第三中学校の午後の授業は、体育館で行われました。

しかも、柏市内の美術教諭でつくる県教育研究会造形教育部会柏支会の教員研修
…いわゆる市教研として行われました。(おおなり)

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午前中「映像」の授業を受けた2年生と柏市の先生方が徐々に集まってきました。
これから対話型鑑賞の公開授業が始まります…。



対話型鑑賞はグループに分かれて15分を2回。生徒達は予め決められた作品を鑑賞しましたが、最後の10分はフリータイムとして好きな作品の前で自由に鑑賞を行いました。
体育館は作品を展示するだけなら随分と広く感じますが、対話型鑑賞を同時に行うなら会話がかぶらないという点でふさわしい空間です。

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ムサ美の学生の作品です。
それぞれ場所をうまく使い、工夫して展示を行っていました。
空デの中山さんは今回、バスケットゴールにつり下げて展示。

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中田さんの版画は体育館入口で…

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渡邊さんの映像作品はステージを暗室にして鑑賞です。迫力ありますね。

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豊四季中学校の荒井先生は自作を持参。作品解説を行っています。

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ムサ美の三澤先生も前回の松戸四中に引き続き自作でファシリテーション。
中央で記録を撮っているのが米徳先生(ムサ美 映像)、その後ろでは柏市の先生方が見学中。

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今回の「お米屋さんプロジェクト」の展示はこんな感じです。
多くの人に作品を見てもらえるのは制作者の喜びですが、それが中学生となるとなおさらですね。
私も今回、ファシリテーター兼作者として鑑賞授業を行いました。

やはり「大きなおにぎり」にまず目がいくようです。
「ミッキーおにぎり」(右端)も大人気。女子達は「かわいい!」「連れて歩きたい!」「おなかがすいたら食べちゃったりして!」と話がころがっていきます。作品からイメージがひろがっているようです。「ミッキー」はこの旅で、松戸の展示以上にいい仕事しています。

午前中、映像の授業を受けていたせいか、作品の見方がスムーズでした。「いつ、どこで、誰が、なにをした」のフレーズが頭に残っているのでしょう、「放課後、おにぎり部が、調理室で、変なおにぎりを握った…」、制作と鑑賞が良い意味で重なりました。

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今回も作品を手に取ったり、持ってポーズをとってみたり、作品を身近に感じられるよう鑑賞方法も工夫しました。最後にみんなで写真を撮ると更に作品を理解してもらえたようです。

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授業終了後、参加者が集まって意見交換です。
現場の先生、大学教員、大学生、美術館関係…
こういった輪が全国で沢山増えたり、大きくなるといいですね。
実りある楽しい一日でした。

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by seitokubi | 2011-02-15 10:05 | 3年次ゼミ(大成ゼミ)

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