化石もアートだ!!~恐竜博2011~
2011年 09月 26日
私が行ったのは9月24日(土)でした。休日の午後ということもあって家族で来られている方が多かったように思います。中に入るまで1時間以上並びました;
待ち時間に飽きてしまった子ども達は、先週の台風の影響で落ちた木の枝を拾って遊んでいました。音を鳴らす道具にしたり、チャンバラっぽいことをしたり、枝の皮をむいたり・・・子どもは自然のものを使って遊ぶプロですね。会話も聞いていると面白かったです。
遊びに夢中になって保護者から離れてしまう子もいて、母親が「(名前)!!こっちおいで!」と呼んでいる声も聞こえました。子どもから目を離せませんね…。
さて、今回のメインはティラノサウルスとトリケラトプスです。
今までティラノサウルスの前足は獲物を獲るためのものと考えられてきましたが、前足にはそれだけでなく、しゃがんだ状態から立ち上がるために必要なものだったという考えが出てきているそうです。
また、しゃがんで待ち伏せしている姿を復元するのは世界初だそうです!
トリケラトプスに至っては、前あしの向きが今までと違い、手の甲を外に向けて歩いていたということが明らかになりました。
それから、最古の鳥類として始祖鳥(アーケオプテリスク)が命名されて今年でちょうど150年になるそうです。この始祖鳥も、最近の研究からいろいろなことが分かってきたみたいです。
鳥とつくから、現代の鳥類のように高く飛んでいたのかと思っていたのですが・・・。知れば知るほど奥が深いことに気付かされます。
それにしても、骨格を復元させるのはなかなか大変な作業だと思いました。
私は、復元されたものの圧倒されるような存在感や美しさから、骨や化石もアートの一つなのではないかと思いました。
特別展「恐竜博2011」では、他にもエオドロマエウスやプラテオサウルス、ステゴザウルスに似ているへスペルサウルス、恐竜を食べる哺乳類などが紹介されています。
気になる方は是非、会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(四海)
by seitokubi | 2011-09-26 11:46 | 展覧会報告